家から出られない時期があっても、始め方はある
働くことを考える手前で、外に出ること自体がつらい時期は誰にでも起こり得ます。足立区のあすた足立には、引きこもりの状態が続いている方や、うつ病などで気持ちの落ち込みが長引いている方からの相談も寄せられています。通所がまだ難しいうちは、生活のリズムを立て直す管理シートを一緒に作り、knowbeを使って自宅から訓練を進める道を用意しました。就職や自立という言葉は、遠いところに置いたままで構いません。今日できたことを一つ数えるくらいの距離から動き出せます。
就労移行と就労継続支援B型、性格の違う3つの入り口
あすた足立が担うのは、企業への就職を目標にした就労移行支援です。オフィスソフトの操作や資格取得の後押し、面談の受け答えを整える時間まで、就職の準備を段階的に積み上げます。これに対して、就労継続支援B型のびすたとびすたアネックスは、体調やペースに合わせて作業経験を重ねる場です。就職に向けた訓練から入るか、無理のないペースで作業から慣れるかを、その時の状況に応じて選べます。
びすたの調理場では、惣菜づくりや盛り付けといった食に関わる作業に取り組みます。びすたアネックスが用意するのは、データ入力やロゴ作成などの画面に向かう仕事と、袋詰めやシーラー作業などの手を動かす仕事です。正直、同じ軽作業と呼ばれるものでも、扱う中身や進め方がここまで違うのかと感じました。画面に向かう時間と手作業の時間の両方があるので、その日の調子に合わせて選べます。
昼食と交通費、通い続けるための下支え
続けて通えるかどうかは、支援の内容だけでなく毎日の細かな負担にも左右されます。あすた足立では条件付きで交通費を補助し、びすたとびすたアネックスでは交通費を支給しています。3事業所とも昼食を無料で出しているので、弁当を準備する手間がかかりません。細かな出費の心配が減ることで、訓練や作業そのものに気持ちを向けやすくなります。
訓練の合間には、公園内の生物園や事業所で生き物と触れ合うアニマルセラピーの時間があります。専門員が指導につき、釣りやバーベキューといった行事も年間の予定に並びます。机に向かうだけでなく、人と交わったり体を動かしたりできる時間が、通いやすさを支えています。気分転換の場面を訓練と同じ重さで扱っている点が、通所の下支えになっています。
竹ノ塚駅から3か所、同じ日にめぐって決められる
あすた足立、びすた、びすたアネックスは、いずれも東武スカイツリーライン竹ノ塚駅から通える場所にそろっています。あすた足立は東口から徒歩約13分、保木間仲通りのバス停からは徒歩約2分。びすたは竹ノ塚駅から徒歩約10分で、北千住駅発の都営バスを使えば下車後およそ5分です。徒歩とバスのどちらも選べるため、天候や体調に合わせて経路を決められます。3か所とも見学と1日の作業を無料で受け付けていて、昼食も付くので、同じ日にめぐって見比べられます。


