子どもの10年先を見通す、本格的な専門療育
音楽療法士が直接関わる音楽療育は、おとつむぎの療育の中でもとりわけ特徴的な取り組みだ。子どもたちの表現力を引き出す音楽の時間は、楽しさだけでなく、人とつながる力の土台を丁寧に積み上げている。言語聴覚士による発語訓練を軸とした言語療育、タブレット教材を活用した学習療育と合わせ、3つの療育が互いに補い合う支援体制が整っている。外部アドバイザーの助言も定期的に取り入れながら、支援の質を常に更新し続けている。
1日の受け入れ人数は10名ほどに限定されており、マンツーマンや少人数での個別療育が基本となっている。課題にだけ向き合うのではなく、その子が持つ優れた特性を見つけ出すという視点が、おとつむぎの療育を他と分ける部分だと思う。壁一面の大型おえかきボードが象徴するように、自分を自由に表現できる空間が療育の土台として機能している。
施設名に込められた理念と、その実践
「音や言葉をつむぎ、成長してほしい」という願いから名づけられたおとつむぎ。障がいのある子どもたちが人を信頼し、社会の中で自立して生きていける力を養うことを、療育の根幹に置いている。楽しいだけの関わり方に流れず、今身につけるべきことに向き合う姿勢を大切にしており、利他の心で行動し世界福祉への貢献を追求するという理念が経営の柱だ。専門職や外部の知見を積極的に取り入れながら、日々の支援を磨き続けている。
「子どもの自尊心を育みながら成長と自立をサポートする仕事には、大きなやりがいと責任がある」という言葉が施設の姿勢を象徴している。子どもたちの成長を間近で見届けることが、スタッフ自身の成長にもつながるという声は、現場からよく聞こえてくる。
ITシステム導入で、療育の時間を最大化
事務作業のデジタル化に積極的に取り組み、以前は手書きで煩雑だった記録は全てPCシステムで管理できる体制に移行した。入力の自動化とリアルタイムのデータ共有により、ミスの削減と業務負担の軽減を同時に実現している。研修とフォロー体制が整っているため、システムに不慣れな方やブランクのある職員でも安心してスタートできる環境だ。効率化によって生まれた時間を、子どもとの関わりに使えるという点で、利用者にとっても大きな恩恵がある。
「記録に追われる時間が減り、子どもの変化を見る余裕が生まれた」という現場の声は、このシステム導入の意義を端的に伝えている。業務負担の軽減が療育の質向上に直結するという考え方は、運営方針の根底にある。
豊平区・白石区の2拠点、通勤しやすい立地と安定した待遇
豊平区美園と白石区南郷通の2施設を構え、いずれも地下鉄沿線の駅近立地という通勤環境は、長く働き続けるうえで大きな安心感につながる。定時退社が基本、残業はほぼなし。完全週休2日制に加え、賞与年2回・昇給年1回・各種手当と、待遇の面でも整備が進んでいる。服装自由・ネイルOK・備品は施設支給というオープンな職場風土は、長期就労率の高さに表れている。
40代の職員も多く、子育て世代やシングルマザー・ファーザーの方が活躍しているのも、この施設の特徴の一つだ。正社員からパートまで雇用形態の選択肢が用意されており、ライフスタイルに合わせた働き方が選べる点が「続けやすい」という評価につながっている。


