病院勤務の経験から生まれた運営の考え方
千寿の樹デイサービスを営むのは、管理栄養士として急性期病院や慢性期病院で働いてきた代表です。医療の現場で食べることと身体を動かすことの両方を見てきた経験が、この施設のつくりに反映されています。食べる、飲み込む、動くという動作をひとつながりのものとして捉える姿勢が、日々のケアの前提になっています。
施設名の千寿には、千年を寿ぐという縁起の良い意味が込められています。長く、そして健やかに暮らしてほしいという願いが名前の由来です。運営の目標として掲げているのは、最期まで自分の口で食べ、自分の足で動くという状態を保つことです。
個人的には、栄養の専門家が運営の中心にいるデイサービスという構図が印象的でした。食事の話だけで終わらず、運動やお口のケアまで地続きで考えられている点に、病院で培った視点の広さを感じます。大分市明野東2丁目33-17という住所で、こうした複合的なケアが受けられます。
半日で回る2部制のプログラム
一日を通して過ごす形ではなく、午前9時から12時、午後14時から17時に分かれた半日型です。生活のリズムや家族の都合に合わせて、通う時間帯を選べます。到着後はバイタルチェックで血圧や体温を確認し、続く準備体操で身体をほぐしてから個別の訓練へと移ります。
プログラムの山場は、口腔ケアや嚥下訓練、柔道整復師の施術、EMS、セラバンド体操、入浴を組み合わせた個別メニューです。歯科衛生士がお口を、言語聴覚士と看護師が飲み込みを担当し、食べる力を複数の目で確かめていきます。InBody BWA2.0で測った筋肉量のデータも、この個別メニューを組む手がかりになります。
食べ続けるためのお口と栄養の連携
併設の千寿の杜デンタルクリニックと組み、歯科衛生士による口のクリーニングや、飲み込む力を鍛える嚥下訓練を行います。お口の状態が悪いと食事量も落ちやすいため、口腔ケアと栄養の話を切り離さずに扱います。誤嚥性肺炎のリスクを下げることも、この連携が見据えているところです。
送迎は施設から半径約5.5km圏内が目安で、明野東周辺を中心に運行しています。見学は随時受け付けているので、プログラムの様子を自分の目で見てから判断できます。介護保険の適用範囲など込み入った話は、097-594-2112へ電話で聞くのが確実です。


