制度で線を引かない支援設計
訪問看護には、保険で受けられる回数や時間に上限があります。リユニス訪問看護ステーションが取っているのは、その上限で支援を打ち切らないという方針です。医療保険と介護保険をまず最大限に活用し、そのうえで足りない部分を自費のサービスで継ぎ足します。制度に暮らしを合わせるのではなく、暮らしのほうに支援を合わせていく。「保険だからここまで」と手を止めない考え方が、在宅で療養する方の日常を下から支えています。
自費という選択肢が埋めるすき間
自費の柱となるマイ・ナースは、退院した直後の集中訪問や長時間の見守り、ご家族へのこまやかな助言まで、保険では回数が足りない場面を埋めます。料金は20分4,000円から、1時間で12,000円からと決まっており、月額プランや長時間割引も選べます。理学療法士と言語聴覚士によるマイ・リハビリは40分7,000円からで、歩行訓練や嚥下のケア、高次脳機能障害への対応まで自宅での動作に合わせて進めます。
もう一つの独自サービスが、大人の母子手帳とも呼ばれるマイ・健康レポートです。健康や服薬の情報に本人の価値観やこれからの希望まで書き加え、家族や医療・介護の関係者が同じ一冊を見て話せるようにします。5,000円で作成でき、人生会議(ACP)のサポートを付けると3,500円が加わります。急な入院や受診のとき、この記録が判断の助けになります。
頼りたいときにだけ頼れる距離感
介護保険の認定を受けていない方でも自費サービスだけを使え、定期契約ではなく一回だけの利用にも応じています。困ったときにその都度スポットで呼べるという距離感は、家族だけで介護を抱え込みがちな人にとって現実的な助けになります。個人的には、初回の相談を電話やLINEで気軽に受け付けている点が、看護を特別なものにしすぎない姿勢の表れだと感じました。まずは今の状況を言葉にするところから、支援の形が決まっていきます。
箕面から府内へ広がる訪問範囲
拠点は大阪府箕面市小野原東に置かれています。保険を使う訪問看護は箕面市・茨木市・豊中市・吹田市・池田市が対象で、自費の訪問サービスは大阪府内全域に及びます。遠くに住む家族とはオンラインを使って情報を共有し、離れていても状況をつかめる環境を整えています。電話相談は9時から17時の営業時間に加え、緊急のときは24時間受け付けているため、夜間に体調が急変したときの連絡先が確保されています。


