30年の水泳指導経験が生む、独自の支援メソッド
発達に不安のある就学児への支援に、水泳というアプローチを取り入れているのが株式会社アクアすまいるだ。管理者が30年にわたって積み上げた水泳指導の経験をベースに、外部のスイミングスクール施設でプール療育を実施している。泳力別のきめ細やかな関わりが、運動面の発達だけでなく自信や協調性の育ちにもつながっている。
「水の中では緊張が解けて、普段とは違う表情を見せてくれる」という現場スタッフの声がある。陸上ではうまく表現できない感情が、水中という環境で自然にあふれ出す瞬間が、この療育の核心にある。
施設の立地と日々のプログラム構成
埼玉県鶴ヶ島市南町3丁目に構える施設は、圏央鶴ヶ島インターチェンジからのアクセスが近く、周辺には住宅街が広がっている。平日放課後を中心に、月〜木曜と土曜の週5日体制で運営されており、子どもたちが学校から直接通える時間帯に設定されている。
プール療育の日とレクリエーション・生活サポートの日を交互に組み合わせたプログラムは、特定のスキルだけを伸ばすのではなく、子どもの日常生活全体を意識した構成だ。施設からスイミングスクールへの送迎も、スタッフが担当する。
採用体制と働きやすさへの取り組み
株式会社アクアすまいるは現在、児童発達支援管理責任者・保育士・児童指導員・水泳インストラクターの各職種で求人を行っている。正社員のほかパート・アルバイトにも対応しており、扶養の範囲内での勤務を希望する人にも選択肢がある。資格取得支援制度があり、無資格からでもキャリアを積んでいける環境だ。
個人的に気になったのは、「泳ぎが得意でなくても大丈夫」というFAQの一文だ。プール療育と聞くと水泳スキルが必要に思えるが、支援の主体はあくまで子どもへの関わりであり、泳力よりも子どもへの向き合い方が重視されているようだ。
保護者と子どもに向けた受け入れ体制
見学は随時受け付けており、利用を検討している保護者が施設の雰囲気を直接確認できる機会を設けている。問い合わせ先は049-298-8803で、月〜木曜10時から19時、土曜9時半から18時半に対応している。代表者は田子真矢氏が務めており、地域の子育て支援と就労支援の両面で施設運営に携わっている。
「子どもに寄り添いたい気持ちを大切にしている」という採用方針は、働く側だけでなく利用する側への姿勢にも通じている。挑戦したい気持ちを受け止める文化が、スタッフと子ども双方の成長の土台になっている。


