お菓子やコーヒー製造を中心とした多彩な作業メニュー
メインのクッキー工場では、利用者が材料の混ぜ合わせから袋詰めまでの全工程を分担制で進めています。南風原町産のかぼちゃを皮や種まで丸ごと活用した「ふぇーばるかぼちゃクッキー」は、出荷規格外の食材を有効活用した栄養豊富な焼き菓子として好評を得ています。企業とのコラボ商品制作やイベント販売も行い、製造だけでなく販売まで体験できる仕組みです。オリジナルコーヒーでは生豆選別から焙煎、パッケージングまでを手がけ、5種類の焙煎豆をギフト用途でも提案しています。
無添加石鹸の製造では、ラベンダーやオリーブオイル、ヤシ油を配合した肌に優しい商品を扱っています。ノニの実を使った製品も含め、小さな子どもでも安心して使える自然素材にこだわった石鹸作りに参加可能です。個人的には、一つの商品が完成するまでの工程を実際に体験できる点が印象的でした。集中力を要する細かな作業を通じて、完成時の充実感を味わえる環境が整っています。
個人の意欲と体調に配慮した柔軟な作業選択
ノルマを設けず、利用者の関心分野や体調を考慮した軽作業を複数用意しています。座り作業への変更など、その日の状況に応じた調整も可能です。利用者の希望を重視する方針から生まれたネイルチップアートでは、オリジナリティ溢れる作品がバザーで子ども達に好評を博しました。既存作業にとどまらず、やりたい気持ちを汲み取って新しい取り組みを始める姿勢を大切にしています。
農福連携の島唐辛子仕分け作業では、ビニール手袋を着用して屋外で緑のヘタや芯を取り除く作業を行います。大まかな処理は済んでいるため、初心者や仕事にブランクがある方でも取り組みやすい内容になっています。クッキー製造、線香袋詰め、チラシ折り込みなどの就労訓練に対して工賃を支払うことで、働くことの楽しさや責任感を育んでいます。
生活リズムの安定化から始まる段階的支援
特定非営利活動法人南風原障がい者支援センターでは、就労訓練の前提として生活基盤の安定を重視しています。朝の起床から1日3回の栄養バランス良い食事まで、規則正しい生活サイクルの確立を専門スタッフがアドバイスしています。一般就労が困難な方の中には基礎的な生活リズムが整っていないケースがあるため、まずはここから始める方針です。静かな環境で気持ちにゆとりを持って作業に臨めるよう配慮されています。
年数回の遠足やバーベキュー、誕生日会といったイベントで日常にメリハリをつけ、モチベーション維持に努めています。食事提供や無料送迎も実施しており、安心して通所できる体制を整備。引きこもりを経験された方にも、少しずつ外の世界とつながる準備ができる場所として機能していると感じる利用者も多いようです。不安が和らぎ自分らしいペースが見えてくることで、働くことへの自信を段階的に育てています。
PC技術習得と地域密着型の就労移行支援
データ入力やWordやExcelを活用した事務作業の訓練プログラムを用意し、一般企業や就労継続支援A型への移行を見据えた支援を実施しています。タイピング訓練から始めて一定の技術が身についた方には実際の事務作業を依頼し、実務経験を積む機会を提供。ブログやInstagram更新業務も担当してもらうことで、多角的なスキル習得と具体的な仕事のイメージ形成を図っています。
那覇市繁多川3丁目14-16アーバン繁多川101号に事業所を構え、沖縄都市モノレール首里駅から近くバス停からもアクセス良好な立地です。営業時間は8:30~17:30で土日祝は定休日となっています。18歳以上で障がい者手帳や自立支援医療受給者証をお持ちの方、心身の障がいを理由に一般企業での就労が困難な方を対象とした就労継続支援B型事業を展開。職員も利用者も保護者や地域住民と手を取り合いながら、住み慣れた町でその人らしい生活をサポートする地域福祉の増進を目指しています。


