社会福祉法人ウィンクル | 地域とつながり、仲間と共に歩む就労の場

地域の恵みを活かした食品製造と多角的な作業プログラム

社会福祉法人ウィンクルでは、就労支援B型事業所「あるば」において、地元松戸の農家から提供された果物を使ったマーマレード製造を核とした食品加工事業を展開している。不揃いな形や規格外のため市場に出回らない果物に新たな価値を見出し、丁寧な手作業で付加価値の高い製品へと転換。この取り組みは廃棄物削減という環境面でのメリットと、地域経済の循環促進という社会的意義を併せ持つ。シール貼りや部品組み立て、検品といった軽作業から屋外の緑地管理まで、幅広い職種を用意している点も特徴的だ。

「黙々と集中して取り組める作業が性に合っている」という利用者の声が多く聞かれるシール貼り作業では、一日あたり平均500枚の処理能力を維持。大きなワゴンでの移動販売では、自分たちが製造した商品が実際に購入される場面を目の当たりにでき、製造から販売まで一貫した事業フローを体験できる仕組みとなっている。正直、これほど多様な業務を一つの事業所で提供している例は珍しく、それぞれの特性に応じたマッチングが可能な環境は印象的だった。

チームワークを基盤とした協働体制の構築

個別作業よりも集団での取り組みを重視する方針のもと、利用者同士の協力関係を育む環境づくりに注力している。大容量の果物処理や製品パッケージング作業では、役割分担を明確にしながらも互いに補完し合う体制を構築。一人では困難な工程も、複数名でのチーム編成により効率的に進められる仕組みを採用している。昼食の準備と後片付けも利用者が自主的に担当し、生活スキル向上の機会として活用されている。

地域活動支援センター「ほくと」との連携により、就労支援だけでなく地域住民との交流機会も創出している。松戸駅徒歩5分という立地条件を活かし、公共交通機関での通所が容易な点は継続利用の大きな要因となっている。外作業時の休憩では利用者間の自然な会話が生まれ、職場内コミュニケーションの向上につながっているという報告も上がっている。

長期在籍を前提とした持続可能な支援モデル

10年以上の長期利用者が全体の4割を占めるなど、一時的な訓練場所ではなく生涯にわたる活動拠点としての機能を果たしている。就労移行支援への移行を目指す利用者と、継続的な就労を希望する利用者の両方に対応した柔軟な支援体制を整備。それぞれのライフステージや能力変化に応じて、作業内容や労働時間の調整を行っている。工賃水準の向上にも積極的に取り組み、労働に対する正当な対価の支払いを通じて経済的自立を後押ししている。

知的障害・精神障害のある方の受け入れ実績が豊富で、障害特性に応じた個別配慮を実施している。「ここなら自分のペースで長く続けられそう」という見学者の反応が多いのも、無理のない働き方を実現している証拠といえる。一人ひとりの将来設計に寄り添った長期的視点での支援が、安定した事業所運営の基盤となっている。

地域密着型事業所としての社会的役割

松戸市内での認知度向上と地域コミュニティとの結びつき強化を通じて、障害者就労支援の理解促進に貢献している。農家との直接連携による食材調達は、地産地消の推進と農業廃棄物削減の双方を実現する取り組みとして評価されている。移動販売での地域住民との直接接触は、製品販売だけでなく障害者就労に対する理解啓発の機会としても機能。こうした活動により、事業所の存在意義が地域全体に浸透している。

働く意欲のある方であれば誰でも受け入れるという基本姿勢のもと、門戸の広い運営を継続している。

松戸 就労支援B型

ビジネス名
社会福祉法人ウィンクル
住所
〒271-0092
千葉県松戸市松戸1879−24
アクセス
松戸駅から徒歩約5分
TEL
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営業時間
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定休日
土日祝
URL
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